Blue Room

ロンドンの片隅でじわじわと考えたり、走ったり

読みやすいレイアウトとは

もうけっこう昔のことですが、cafeglobeを立ち上げた際(1999年)にレイアウトで気をつけたことのひとつは、1行は28文字程度までが快適に読める限度だろうとしたことです。いいところ30文字強まで。

自分の感覚として、それ以上長いとどうしても文字を目で追って行く際、目に力を入れて意識を集中していないと、ふと目が行からこぼれてとなりの行に行ってしまう気がしたからです。当時はまだ画面幅いっぱいに文字を置くレイアウトが多かったから(文字がシンプルな英文はそれでも読める)、左右に大きく空間を空けるスタイルはスタッフにもなかなか理解されなかったけれど、正解だったと思っています。

cafeglobeより少し先輩だった「ほぼ日」も、おそらく同じ理由で1行の文字数を同じくらいにし、さらに行間を1行置きに空けることまでして(当時)物理的な読みやすさを追求していました。「やっぱりそうだよネ」と思ったものでした。

最近はブログを中心に1文ごとに強制改行にしたり1行アキにしたりするのが慣習化しているので、視認性はたしかに上がっていると思います。でもある程度まとまったことを伝えたい場合にはこれはこれでうっとうしい。

このブログは、現状1行およそ30文字(追記:以前のブログのフォーマットで)。行間が比較的とられているのでなんとかなるかな?

 

yokoaoki • 2010-05-05


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