Blue Room

ロンドンの片隅でじわじわと考えたり、走ったり

ヨーグルトやフルーツと合わせたものをジャムジャーに彩りよく入れておくと、朝ごはんを抜きがちなティーンエイジャーも、冷蔵庫から出してそのままモソモソと食べてくれています。

バーチャーミューズリがロンドンでブーム

少し前ですが、腸内フローラについての本を出版しました。アメリカやイギリスなど英語圏で先に話題になっていたのですが、日本でもNHKの番組でブレイクして女性誌などでも美容などの面からかなり注目されているとか。腸内に乳酸菌やビフィズス菌がいて活躍してくれていることは日本人のほうがむしろ馴染みがありますが、一般的な西洋人は「お腹の中にフレンドリーなバクテリア(ヤクルトの英市場でのキャッチコピー)?」とだいぶ驚いたようです。

この本を書くために論文やそのまとめなどを手あたり次第、読みあさりました。肥満にしても免疫にしても精神的な不調との関係にしても、まだ研究が始まったばかりでわからないことだらけです。でも、腸内フローラのバランスをとるのによさそうだと上がってくる話には腑に落ちるものが多いというか、減量法として注目を集めた低糖質ダイエットやブームになりかけたパレオ(原始人食)のようなリスクになりそうな要素がほとんどないので、いまも勉強を続けつつ、それなりに日々意識して取り入れています。

そんな中で、日本でもこれは流行るかなぁと思っているひとつが、バーチャーミューズリ(ビルヒャーミューズリ)です。オートミールを作るのに使うロールドオーツをリンゴジュースなどで一晩ふやかしておき、ヨーグルトとシュレッドしたリンゴ、あとは好みでナッツ、バナナ、ブルーベリーなど好きなものを追加していただきます。

ロールドオーツを一晩ふやかしておけば、火を使うこともなく腸内フローラが喜ぶ朝ごはんの完成!

ロールドオーツを一晩ふやかしておけば、火を使うこともなく腸内フローラが喜ぶ朝ごはんの完成!

わたしがバーチャーミューズリに出会ったのはバージン航空の機内食に出てきたMOMAという製品が最初でした。冷たいオートミールだけれどオーツ粒の歯ざわりがモチモチしていておいしい、これは自作したい!とバーチャーミューズリの名前も知らずに真似して作って満足していました。MOMAもバーチャーミューズリと当時は名乗っていなかったはず。数年後、ブティックホテルなどが朝食に出し始めたことでわっと広まってきたようです。

一晩リンゴジュースでふやかしたロールドオーツ。腸内フローラの好物、水溶性食物繊維でトロリと糸をひく状態。

一晩リンゴジュースでふやかしたロールドオーツ。腸内フローラの好物、水溶性食物繊維でトロリと糸をひく状態。

リンゴはチーズおろし器の粗目がぴったり。ざくざくやります。

リンゴはチーズおろし器の粗目がぴったり。ざくざくやります。

腸内フローラを育てるという意味では、ロールドオーツはもともと食物繊維が多い上、このレシピなら火にかけないことでレジスタントスターチと呼ばれる消化しにくい炭水化物が多くなり、この難消化性炭水化物がまた腸内のバクテリアの餌になるのでバッチリということになります。さらにペクチンの多いリンゴ、ドライフルーツやナッツも腸内フローラには◎。

消化しにくい炭水化物が多いということは、GI値も低めということ。オーツを使ったポリッジは腹持ちがよく血糖値が急上昇しにくいので、プロサイクリストの朝食の定番だそう。トレーニングライドやセンチュリーイベントなどの前の朝食としても薦められています。

ヨーグルトやフルーツと合わせたものをジャムジャーに彩りよく入れておくと、朝ごはんを抜きがちなティーンエイジャーも、冷蔵庫から出してそのままモソモソと食べてくれています。

ヨーグルトやフルーツと合わせたものをジャムジャーに彩りよく入れておくと、朝ごはんを抜きがちなティーンエイジャーも、冷蔵庫から出してそのままモソモソと食べてくれています。

日本のスーパーマーケットでも簡単に手に入るロールドオーツ(オートミール)なので、ぜひ作ってみてください。

※過敏性大腸症候群気味な人はこれを突然たくさん食べるとお腹をこわすかもしれないので、少なめから始めてみてください。

 

yokoaoki • 2016-02-27


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